Agile Japan
2020
今年のテーマは、
“変わる勇気・変えない勇気”
開催日:11月17日(火)・18日(水) オンライン
開催終了いたしました!
Welcome to Agile Japan 2020
第1回10月9日(金)対談 16:00~17:30
クラウド時代の行動改革、変わるもの・変えてはいけないもの
~シニア世代のPM・エンジニアに捧げる熱きメッセージ~
- 岡 大勝 氏
- 中佐藤 麻記子 氏
対談は終了いたしました。ご参加・ご視聴ありがとうございました。
第2回10月16日(金) 19:00~
変わる勇気よりも大切なこと
- 飯室 淳史 氏
終了いたしました。ご参加・ご視聴ありがとうございました。
クラウド時代の行動改革、変わるもの・変えてはいけないもの
~シニア世代のPM・エンジニアに捧げる熱きメッセージ~
セッション概要
企画者:Agile Japan 実行委員 和田
9月下旬頃、岡氏と中佐藤氏からのメッセージ(動画)を公開する。
10月9日に、お二人の対談形式で、シニア世代の復権について深く語り合っていただく。
「対談への参加は本イベントへの申込が必要です」
岡氏は、ZOZOテクノロジーズでアーキテクトを努めつつ、技術コンサルタントとして、なかなか変われない日本の企業に多く関わられている。中佐藤氏は、最近はアジャイル関連の仕事が多いが、本来はオブジェクト指向・モデリングの人であり、同じく多くの日本企業に関わられている。
お二人とも、このままだと日本の企業が衰退すると感じているとのこと。現状を変えるためには、シニア・プロジェクトマネージャ/シニア・エンジニアに変わってもらわないといけない。
また、お二人ともクラウド時代になっても、プログラミングの本質とオブジェクト指向は変わらず健在であるとの持論をお持ちであり、日々の開発やコンサルティングで実践されている。
対談では、師弟関係のお二人で(中佐藤氏が師と仰ぐ一人が岡大勝氏)、同じシニア世代として、同世代の方々へ熱いメッセージを送っていただく。これからのクラウド時代を生き抜くためにはどうすればいいか、じっくりお届けするので、ぜひ視聴していただきたい。対談中は、質問も大歓迎である。
【想定参加者】
シニア・プロジェクトマネージャ、シニア・エンジニアで、2000年代にオブジェクト指向やデザインパターンでソフトウェアを作ってきた方々。今は開発の一線を退きプロジェクトマネジメント職を担われている方々が多いと思うが、これからのクラウド時代、エンジニア中心になってきたことをきっかけに、再び開発の現場に関わり、開発の現場に良い影響を与えられる可能性を感じていただきたい。
プロフィール
株式会社ZOZOテクノロジーズ
技術開発本部 アーキテクト
岡 大勝 氏
日本DEC、日本HPで、主に金融機関のシステムアーキテクチャ設計/開発プロセス設計/運用プロセス設計を担当。日本ラショナルソフトウェア社では、開発プロセス/オブジェクト指向分析設計手法の導入支援を展開した。2003年、ゼンアーキテクツを設立し、最新のIT技術のエンタープライズシステムへの適用を推進。2019年より、株式会社ZOZOテクノロジーズに入社し、現在に至る。2013年には、日経BP社が選ぶ「日本のトップITアーキテクト」の一人として選出。NoOps Japan Community 発起人。
株式会社豆蔵
BS事業部 主幹コンサルタント
中佐藤 麻記子 氏
旧大阪外国語大学イスパニア語学科卒業後、社内SE、トレーニング講師、組込みソフト開発サポートを経て、現在は開発プロセス/手法のコンサルティング・講師を主たる活動としている。
2015年から2018年までAgile Japan実行委員。
主な執筆物:「これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法」(技術評論社・共著)、「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー」(翔泳社・共訳)、他
変わる勇気よりも大切なこと
セッション概要
今年のAgile Japan2020は「勇気をもってチャレンジする時が来た」と、「勇気」を持つことの大切さを投げかけてくれた。では勇気を出せない人は、どうすればいいのだろうか?私が全世界のデジタルマーケティングの統括責任者として、多様性の高い異文化の真っ只中で働くことになったときには、渾身の勇気を奮い立たせてチャレンジした。しかし抵抗もあり、言葉も文化も異なり、いきなりうまく行くはずもなく、「勇気」だけではどうにもならなかった。そんな苦い体験から得た「変わる勇気よりも大切なこと」の実践的な学びを「勇気を出せないで悩むあなた」とシェアしたい。
プロフィール
B2Bhack.com LLC
創設者
飯室 淳史 氏
元GE Healthcare, Life Sciences グローバル・デジタル CMO
元GEヘルスケア・ジャパン株式会社 執行役員 ライフサイエンス事業統括本部長
世界有数のB2B企業である米GE(ゼネラル・エレクトリック)で、営業とマーケティング両方の統括本部長からアジアパシフィックCMO、日本のカントリーマネージャー、執行役員までを経験し、日本人で唯一のグローバルデジタルCMOとして、同社のデジタルマーケティング戦略の全世界統括をした異例の実務と経営リーダーの経験を持つThought Leader(実践的先駆者)。
アジャイル開発契約のあるべき姿とは?
~IPSJ/LIPチームとIPA/経産省チームの試み~
セッション概要
アジャイル開発における準委任型ベースのモデル契約書が、今年3月以降に「IPA/経産省のモデル取引・契約書見直し検討部会 DX対応モデル契約見直し検討WG 」と「情報処理学会 情報処理に関する法的問題研究グループ 」より公開されました。今回は両者の検討メンバーから各々のモデル契約書のポイントと共通点や相違点の比較をご紹介します。後半ではみなさまからの質問を受け、 検討に関わったメンバーから回答するパネルディスカッションを行います。
プロフィール
上智大学
理工学部・教授
高岡 詠子 氏
慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業,同大学大学院理工学研究科計算機科学専攻博士課程修了,博士(工学).現在,上智大学理工学部教授.専門分野は医療・看護・介護・福祉,教育分野におけるWebアプリ/スマフォアプリ等開発と運用.2007年情報処理学会山下記念研究賞受賞,2013年度情報処理学会学会活動貢献賞受賞,主な著書:チューリングの計算理論入門,シャノンの情報理論入門(講談社ブルーバックス),「計算の科学と手引き(’19)」,「計算事始め('13)」および「情報科学の基礎('07)」(放送大学教科書).
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
社会基盤センター・グループリーダー
山下 博之 氏
1981年京都大学大学院修士課程(情報工学)修了。同年、現NTT入社。2003年10月に(株)NTTデータに転籍。2004年~2008年、JSTに出向。2009年4月に(株)NTTデータアイ入社、同時にIPAに出向。ソフトウェアエンジニアリングやモデル契約関連の業務に従事。科学技術振興調整費プログラムオフィサー、情処学会EIP研究会主査、情報規格調査会SC6専門委員長を経験。IEEE、情報処理学会各会員。
ブレークモア法律事務所
弁護士
梅本 大祐 氏
2008年一橋大学法科大学院修了、2014年英国レスター大学大学院修了。2002年~2005年日本ヒューレット・パッカード株式会社。2009年弁護士登録。2010年~2013年及び2019年~独立行政法人情報処理推進機構(IPA)専門委員。2017年~2018年総務省総合通信基盤局消費者行政第二課専門職。2018年情報処理安全確保支援士登録。
のぞみ総合法律事務所
弁護士
市毛 由美子 氏
平成元年弁護士登録、日本アイ・ビー・エム株式会社法務部、都内法律事務所を経て平成19年~のぞみ総合法律事務所パートナー、平成21年度第二東京弁護士会副会長、平成22年9月~平成24年8月日本弁護士連合会事務次長、現在、日弁連知的財産センター委員、情報処理学会LIP所属、総務省情報通信審議会委員、(株)スシローグローバルホールディングス社外取締役、伊藤ハム米久ホールディングス(株)社外取締役、アスクル(株)社外取締役
たつき総合法律事務所
弁護士
平岡 敦 氏
1990年株式会社シーエーシー、2002年弁護士登録、情報処理学会情報処理に関する法的問題検討グループ、IPA社会実装推進委員会モデル取引・契約見直し検討部会、内閣官房日本経済再生本部裁判手続IT化検討会等の委員を務める。ITベンダやユーザからの契約作成・紛争解決について多数の案件を担当。
永和システムマネジメント
Agile Studio
木下 史彦 氏
アジャイルコーチ ・ Agile Studio プロデューサー
2005年頃からエクストリームプログラミングを開発現場で実践。2010年には「価値創造契約」を提唱。
現在はアジャイルコーチとして「まっとうなアジャイル開発」を標榜して日々コンサルティング・コーチング活動に従事。自動車メーカー、医療機器メーカー、通信キャリア、金融機関などのDXを推進。
IPA「DX対応モデル契約見直し検討WG」の委員も務める。
監訳書に『 アジャイルプラクティス』(オーム社)、『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』(オライリー)がある。
NEWS
- 11.19
- ご参加ありがとうございました!
- 11.15
- セッション資料を追加しました
- 10.17
- サテライトのページを更新しました
- 10.17
- 少しでも多くの方にご参加いただけるよう、割引チケットを延長いたしました!
- 10.02
- パネルセッションの情報を追加しました
- 10.02
- EventHubのテストサイトを追加しました
- 09.25
- プレイベント第1回の事前動画を公開しました
- 09.18
- EventHubの使い方について情報を追加しました
- 09.01
- セッションの情報を追加しました
- 08.17
- 参加登録・チケット販売、開始しました
- 07.30
- スポンサー情報を追加しました
- 07.03
- Agile Japan オンライン開催のお知らせを追加しました
- 04.07
- 中止のご連絡を追加しました
- 03.18
- 特別講演の情報を追加しました
- 03.11
- スポンサー情報を追加しました
- 03.06
- スポンサー情報を追加しました
- 03.02
- 公募セッションを締め切りました
- 02.26
- 経営者パネルセッションの情報を追加しました
- 02.26
- 新型コロナウイルスに対する重要なお知らせを追加しました
- 01.22
- Agile Japan 2020 サイトをオープンしました
基調講演
New Normalの観点から
可視化されるDX推進の課題と
経済産業省の政策展開
- 「2025年の崖」問題に対して
アジャイルへ期待するDXの本質 -
経済産業省
商務情報政策局情報経済課・アーキテクチャ戦略企画室長
和泉 憲明 氏
経営者パネルセッション
エンジニアにビジネスができるか?
石井食品株式会社
代表取締役社長執行役員
石井 智康 氏
ウルシステムズ株式会社
代表取締役社長
株式会社アークウェイ
代表取締役社長
漆原 茂 氏
株式会社ソニックガーデン
代表取締役
倉貫 義人 氏
実行委員長挨拶
Agile Japan 2020
実行委員長中野 安美
アジャイルの変化
アジャイルジャパンは今年で12年目を迎えます。この12年で日本におけるアジャイルの位置づけは大きく変わりました。ソフトウェア開発に携わるエンジニアの試行から始まったアジャイルは、その後Webサービス企業では当たり前となり、ウォーターフォール中心であった大企業でも採用されるに至りました。最近では、ソフトウェア開発だけではなく、会社組織全体にアジャイルを取り入れて組織変革を行う企業も出てきています。
崖っぷちの日本経済
日本経済は"失われた30年"と言われています。世界時価総額上位50社の中で、日本企業はこの30年で32社から1社に減るなど日本企業の時価総額は年々下がり続けています。このような状況から、私たちはグローバルな視座を持ち、世界における日本の競争力の低下を深く認識しなければいけません。ここ数年で"デジタルトランスフォーメーション"が叫ばれ、特に2018年に経済産業省から発表された「DXレポート」の"2025年の崖"は、日本企業に大きなインパクトを与えました。今まさに、将来を見据えて行動を起こさなければいけないほど、日本経済は待ったなしの状態と言えます。
日本のアジャイル
日本企業は、多重下請け構造やサイロ化された組織などの"スピード"に弱い構造から早く脱する必要があります。しかし、長年蓄積されてきた組織文化を変えることは容易ではなく、大きな壁になりがちです。アジャイルの実践は、単にプロセスを変えるだけでは成り立ちません。迅速に価値提供するマインドセットを持つことが大切です。今一度「なぜアジャイルをやるのか?」「価値を届けているか?」「幸福度は上がっているか?」「今の状況からどう変化させていくのか?」を見つめ直し、語りあうことが必要です。
大切にしたい日本気質
日本には、礼儀やおもてなしなど、相手を思いやる人間関係の潤滑油のような慣習があります。また、昔からモノづくりへの情熱、職人プライドなど、高度成長を支えてきた日本企業が培った技術や熱い魂があります。スクラムの元となった1986年に発表された論文「The New New Product Development Game」は、よき日本のモノづくり体験から生み出されたものであり、日本気質を活かしてトランスフォーメーションしていくことは十分可能であると思います。
変わる勇気・変えない勇気
前回のアジャイルジャパン2019では、"アジャイルでつなぐビジネスとIT"をテーマとして、ビジネスとITが協調することの必要性を考えました。アジャイルなチーム・組織を作り、ビジネス成果を出すためには、その他にも様々な取り組むべき要素があります。技術面では DevOpsやテスト自動化、クラウドネイティブなアプリケーション開発なども求められます。また、それらを実現するための人材育成や組織変革をはじめ、契約のあり方、経営層や社員のマインドチェンジなど、私たちの取り組むべき要素は多岐にわたります。
今回のアジャイルジャパン2020では、"変わる勇気・変えない勇気"をテーマとしています。私たちは今までの仕組みや慣習を見つめ直し、未来に向けて変化へ飛び込み、勇気をもってチャレンジする時が来たと言えます。ただ、実際には現状を踏まえるとすぐには変えられない部分も多くあります。「変わる」「変えない」部分を大きな勇気をもって見極めていきましょう。
ご参加いただく皆さまにとって、様々なセッションや参加者同士の対話はもちろんのこと、明日からの新たな一歩を踏み出す勇気を持ちかえっていただける"場(Ba)"にしたいと考えております。
ぜひ多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
Agile Japanのポリシー
多様性の尊重
年齢、性別、国籍、出身などの身体的/精神的な多様性を尊重します。 さらに、職業、所属や役割などを超えて、アジャイルに対して違う考え方を持って集う方々を尊重します。
ビギナー歓迎
社外セミナーへの参加や発表に慣れない方も、アジャイルへの取り組みを始めたばかりの方も歓迎・応援します。
建設的な意見交換
相手の立場や文脈を尊重しながら意見を交換しあい、それによって生まれる新たな気づきを双方とも楽しみます。